ヨシタケシンスケさんといえば、絵本だけでなく、イラストレーターとしても大人気。
独特の絵柄と、発想力無限大の物語の展開力に、子供だけでなく大人も、あっという間に引き込まれてしまいます。
ヨシタケシンスケさんの絵本と書籍一覧、絵本の対象年齢、ヨシタケさんのプロフィールをまとめました。
ヨシタケシンスケさんの絵本一覧と対象年齢
ヨシタケシンスケさんが手がけている絵本と書籍について、対象年齢も含めてまとめました。
ただ、ヨシタケさんの本は、子供から大人まで、誰が読んでも心に響きます。
大人向けのようにみえても、漢字にふりがながふってある本もあり、あえて対象年齢を気にせず読むことをおすすめします。
※電子書籍版もなく、現在入手困難な本については掲載していません
ヨシタケシンスケ作の絵本
【幼稚園~小学校低学年におすすめ】
学校から帰ってきた男の子が、テーブルの上のりんごをみつけ、「もしかしたらこれは、りんごじゃないのかもしれない」と思うところから絵本がスタート。
りんごなのにりんごじゃないかも、と想像する男の子が、次から次へと楽しい想像を繰り広げていくお話。
表紙と裏表紙のイラストも不思議さを際立たせています。
男の子の想像力が大暴走、とっても笑える絵本です。
【幼稚園~小学校低学年におすすめ】
けんたくんは、自分のやりたくないことをやってくれるロボを作ることにしました。
自分のニセモノロボを作ったら、ロボはホンモノを目指して、けんたくんのことを知りたがります。
自分のことを誰かに教えるために、本当の自分を知っていくけんたくんのお話。
【幼稚園~小学校低学年におすすめ】
「くせ」と「うそ」がテーマの絵本。
お母さんにハナをほじるクセを注意される「ぼく」は、理由があればハナをほじってもいいんじゃないかと考える。
お母さんは「ぼく」の理由がどんなものでも、しっかり聞いてくれる、親と子供の信頼関係がみえてきます。
【幼稚園~小学校低学年におすすめ】
「わたし」は、ズルい大人に対して怒っている女の子。
大人はしてもいいのに、子供はしてはいけないことが、たくさんあるのが不満な「わたし」
親が子供だったころ、この女の子と同じような不満があったな、と懐かしく感じながら笑える絵本です。
【幼稚園~小学校低学年におすすめ】
服が引っかかって、脱げなくなってしまった男の子のお話。
男の子はとんでもない状況になっていきますが、ユーモアたっぷりで、とにかく笑えます。
ありえないけど面白い、不思議と引き込まれてしまう絵本です。
【幼稚園~小学校低学年におすすめ】
テーマは「生きることと死ぬこと」
おじいちゃんを亡くしてしまった男の子は、おじいちゃんの部屋で一冊のノートを見つけます。
ノートには、死んだあとのおじいちゃん自身が、どうなりたいのか、どうして欲しいのかが書いてありました。
男の子もおじいちゃんの真似をして、死んだらどうしたいのか考えるうちに、生きている間にやりたいことがたくさんあることに気づくお話です。
【幼稚園~小学校低学年におすすめ】
なにかの真似をするのが好きな「なつみ」が、お母さんと「なんの真似をしているか」を当てるゲームをするお話。
子育て中の親が感じる「子供あるある」が詰まった、とても面白い絵本です。
【幼稚園~小学校低学年におすすめ】
「つまんない」をテーマにした絵本。
退屈な気分をどうしたらいいのか分からない男の子が、「つまんないこと」をたくさん考えてるうちに、なんだか面白くなってくるお話です。
「つまんない」の謎を、ユーモラスに掘り下げていきます。
【就園前~幼稚園におすすめ】
短くて読みやすい、言葉のリズムが楽しくて気持ちのいいスキンシップ絵本です。
「こねて、のばして、またこねて♪」「たたいて、ゆらして、ころがして♪」と、リズムに乗って読みながら子供の体に触ってあげれば、子供も大喜び!
パン生地のように、柔らかいものを触った気持ちになれる物語です。
【就園前~幼稚園におすすめ】
テーマは「みんな何かに困っている」
おしっこをする前後に、ちょっぴりもらしてしまう男の子。
でも男の子は前向きで、「ぼくみたいに困っている人が、ほかにもいるんじゃないかな」と考えます。
悩みが少しだけ軽くなるヒントがもらえる、ユーモア絵本です。
【小学生におすすめ】
伊藤亜紗さんとの共著。
宇宙飛行士の「ぼく」が降り立ったのは、目が3つある人の星。
自分が常識だと思い込んでいることだけが正しいのではなく、多様性の大切さを教えてくれる絵本です。
イラストで分かりやすく表現されていますが、少し文字が多いので、小学生以上におすすめ。
【小学生におすすめ】
誰にでも嫌いな人はいるし、嫌いな人がいたっていいよね、と考えるきっかけになる絵本です。
イヤな気持ちは、自分ではどうしようもないもの。
だからこそ、そんなときどう過ごせばいいのかを、女の子が手探りで考えて探していく物語。
【幼稚園~小学校低学年におすすめ】
テーマは「みんな自分だけのなにかを探している」
輪ゴム一つでも、「自分のものにした」感覚は、子供にとって嬉しいもの。
輪ゴムでできることをたくさん想像して、夢を広げていく自由さと喜びが表現された絵本です。
【小学生におすすめ】
「もしもなにかをなくしたら、もしももどってこないなら」がテーマ。
人でもモノでも、思いがけない別れが訪れたときに、心に空いた穴をどうやって埋めればいいのか。
そのヒントをくれるやさしい絵本です。
【小学生におすすめ】
「へとへとにつかれたら」「だれもわかってくれなかったら」といった、難しいけれど、さまざまな疑問に答えてくれる絵本。
子供だけでなく、疲れてしまった大人の心にもしみます。
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【小学生におすすめ】
お兄ちゃんに「大人になったら、大変なことばかり」と言われた妹が、おばあちゃんに相談したときの言葉をきっかけに、新しい未来をたくさん想像していくお話。
未来に不安を抱えるすべての人に読んでほしい本です。
【小学生~中学生におすすめ】
道徳の教科書(光村図書/小学1年生~中学3年生)に掲載されたコラムが、かき下ろしを加えて一冊の本になりました。
「なんだろう」と感じる12のテーマについて、ユーモアたっぷりに追及しています。
がっこう/たのしい/うそ/友だち/しあわせ/自分/正義/ゆるす/自立/立場/ふつう/夢
【幼稚園~小学校低学年におすすめ】
朝起きたときの髪の毛の寝ぐせは、「ねているあいだに、なにかがおきたから」
毎朝起きて、まずは寝ぐせを確認するのが、楽しくなる絵本です。
【幼稚園~小学校低学年におすすめ】
子育てをしていると、たくさん出てくる「あんなに」という言葉。
あんなに小さかったのに、あんなに心配したのに……いつの間にか、子供は大きくなっていきます。
子供だけではなく、親が読んでも心が温かくなる絵本。
【小学生におすすめ】
人それぞれに感情があり、いろんな考え方があるのに、世の中の流れや「みんな」の意見に流され、自分を大切にできなくなってしまう。
そんなとき、「逃げてもいい、その先で新しい可能性に出会えるから」ということを教えてくれる、優しい絵本です。
思春期の子供~大人が読むのにもおすすめ。
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【幼稚園~小学校低学年におすすめ】
「あつかったら ぬげばいい」の主人公の姉妹が登場する、続編となる絵本。
日常に小さな希望を持つことの大切さを教えてくれます。
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【小学生におすすめ】
自分や自分の気持ちが、今・過去・未来・地球のどこにあるのか、地図にしてみよう。
そんな面白い発想が、頭と心を整理整頓してくれます。
大人が読んでも考えさせられる絵本。
イラストのみヨシタケシンスケ作の絵本
【幼稚園~小学校低学年におすすめ】
文:ひこ・田中
【幼稚園~小学校低学年におすすめ】
文:ひこ・田中
【幼稚園~小学校低学年におすすめ】
文:ひこ・田中
【幼稚園~小学校低学年におすすめ】
文:ひこ・田中
【小学校中学年~大人におすすめ】
文:あかいわしゅうご
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【小学校中学年~大人におすすめ】
文:あかいわしゅうご
【大人におすすめ】
文:鹿島和夫
中学生~大人向けの書籍
中学生~大人向けとして分類しましたが、本によっては漢字にふりがながあるため、小学生でも読むことができます。
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黒柳徹子さんなどをはじめとした22人での共著。
育児雑誌で連載していた育児エッセイをまとめた作品。
追加エピソードや新たなイラストが描き下ろされています。
「育児は楽しいもの、幸せなもの」という世間一般の認識に対し、そうは思えない父親や母親の不安を理解し、ヨシタケさんらしい言葉とイラストで寄り添ってくれます。
ヨシタケさんの自伝ともいえるインタビュー&イラスト集。
ヨシタケさんの日常や1日の生活サイクル、なぜ絵本作家になれたのか、実際の原稿サイズやネタ帳なども掲載。
大人気絵本作家のことがよく分かる本になっています。
「あるかしら書店」は、町はずれの本屋さんが舞台。
ヨシタケさんの頭の中にある「妄想上の本屋さん」が描かれた作品なので、自由度満点!
大人も子供も楽しく読めます。
なんでも「考えすぎちゃう」人に向けたエッセイ。
自己啓発っぽい内容ながら、ちょっと笑えて泣けてホッとする、楽しいイラストエッセイ本です。
小学校高学年以上におすすめ。
芸人であり芥川賞作家でもある又吉直樹さんとの共著。
本が大好きだけど、年を取り目が悪くなってしまった王様が、二人の男に「めずらしい本の話を教えてほしい」と頼むところから物語が始まります。
旅に出た二人の男は、たくさんの本の話を持ち帰り、王様に向けて語りだすというストーリー。
驚きと感動が詰まっています。
中学生以上におすすめ。
作者が日々の暮らしで見たものや触れたできごとを、憶測でつづっています。
日常の瞬間をとらえて展開させた90話の憶測の記録に加え、小さなお話しも収録。
毎日見ていることや考えていることを、「なんか分かる!」と楽しくしてくれる本です。
大人におすすめ。
ヨシタケさんが30歳までに描きためたアイデアスケッチを、そのまま本にしたイラスト集。
たくさんの絵本の種になったスケッチは、ヨシタケさんの頭の中を表しています。
中学生以上~大人におすすめ。
「生きる意味」や「生きる目的」が分からなくなってしまった人へ。
「人はなんのために生きているのか」を、ヨシタケさん流にまとめた3つのお話が収録された長編絵本です。
「思わず考えちゃう」第二弾となるエッセイ本。
ヨシタケさんが普段描きとめているスケッチに、解説をいれて語りおろしています。
ヨシタケシンスケさんってどんな人?絵本に込めたこだわりは
1973年に、神奈川県茅ケ崎市で生まれました。
本名は「吉竹 伸介」さん、結婚されていて、お子さんがいます。
筑波大学大学院芸術研究科総合造形コースを修了。
絵本やイラスト、エッセイなど、多岐にわたる作家活動をされています。
❤️あなたが好きな絵本はどれですか?📖#りんごかもしれない #おしっこちょっぴりもれたろう #あるかしら書店 #わたしのわごむはわたさない
絵本作家 #ヨシタケシンスケ さん登場‼️心を癒やしてくれる絵本の数々💕登場人物の‘’笑顔‘’☺️を描かない理由とは⁉️
今週土曜🌃7時56分 #世界一受けたい授業 pic.twitter.com/hMGDL4bXMx
— 【公式】世界一受けたい授業! (@seka1jugyou_ntv) May 14, 2020
「世界一受けたい授業」に登場されるヨシタケさん、なぜ絵本に登場する人の笑顔を描かないのか、その理由をお話しされました。
子供の絵本にはかならずと言っていいほど描かれる「笑顔」
ヨシタケさんが笑顔を描かない理由は、「笑顔の絵は、人を傷つけることがあるから」
・子育てを楽しんでいる人が笑顔を見る → 私と一緒だと思う
・子育てがつらい人が笑顔を見る → 私はなんで同じようにできないんだろうと悩む
・安易な笑顔はなるべく描きたくない
ヨシタケさんは、自分自身を救うために絵本を描いて、気持ちを昇華されているそうです。
でも、ヨシタケさんの本を読む側(親)としても、とても共感できるお話でした。
私も子供が小さいころは、子育てを大変に感じて「早く大きくなって自立してくれないかな」と、よく思っていました。
でも、「子供が小さいうちはあっという間に過ぎるし、大きくなったら離れていくから、今のままがいいな」と笑顔で言うママ友もいました。
「そんな風に思えない私は冷たい親」「今、子育てを楽しめない自分はダメな親」って、よく落ち込んでいたんですよね。
だから、ヨシタケさんの笑顔を描かない理由には、深い優しさを感じました。
あと、ヨシタケさんの絵本に笑顔の絵が少なくても、読んでいるうちに、描かれている女の子や男の子が、嬉しそうだったり楽しそうだったりする気持ちが、きちんと伝わってきます。
いろんなスタイルの絵本があっていいと思いますが、ハッと気づきを与えてくれるヨシタケさんの絵本の魅力を、再発見できてよかったです。
ヨシタケシンスケさんについてまとめ
わが子らは高校生なので、もう好んで絵本を読む年齢ではありません。
でも、次男が小学校高学年のころ、ヨシタケさんの絵本を書店で見かけては、手に取って読んでいたのを思い出します。
今でも覚えているその絵本は、「もうぬげない」と「りゆうがあります」
どちらも表紙からして、ほかの絵本とは違う引き込まれ感があり、対象年齢ではない大人も子供も、思わず手にしてしまう魅力がありますね。
ヨシタケさんは絵本だけではなく、大人向けエッセイ集などの書籍も出されているので、ぜひ読んでみてくださいね!