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カメラで使うメモリーカードの容量。何GBがおすすめ?

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カメラで使うメモリーカードの容量。何GBがおすすめ?

一眼レフやミラーレスカメラで使えるのは、「SDカード(エスディーカード)」と呼ばれるメモリーカードが主流です※

※コンパクトデジタルカメラ(コンデジ)などデジカメ全般も含む

パソコン本体(または 外付けの読み取り装置)にSDカードを挿入し、カメラとパソコン間で、写真データのやり取りもできます。

SDカードは、たくさんの種類が、店頭やネットショップで販売されていますね。

ここで、どのSDカードを選べばいいのか分からず、迷ってはいませんか?

 

SDカードには、容量や書き込み速度(撮影した画像がSDカードに記録されるまでの時間)の違いで、さまざまな種類が用意されています。

カメラには必須となるメモリーカードですが、自分にとって、どのくらいの容量が必要か・使い勝手がいいのかを知っておきましょう。

また、SDカード規格の一つである書き込み速度について覚えておくと、動画撮影や高速連写を使うときに役立つので、参考にしてください。

 

カメラで使用するSDカードの容量でおすすめは

写真撮影が主体なら(動画はあまり撮らない)

・SDカードの容量は 16~32GB

・高速連写を多用するなら、書き込み速度の速い「ウルトラハイスピードクラス」規格

・最低でも2枚以上用意する

 

動画撮影をよくする

・SDカードの容量は 64GB以上

・書き込み速度の速い「ウルトラハイスピードクラス」規格

・動画撮影の時間や頻度により、複数枚用意する

 

SDカードの容量・書き込み速度の規格・SDカードを複数枚用意する理由については、次章以降で説明します。

 

SDカードを選ぶ時の注意点

1. SDカードの容量

主に販売されているSDカードの容量は 、8GB(ギガバイト)~1TB(テラバイト)で、容量によって名称が異なります。

 

(1)SD …… ~2GB

デジタルカメラでは使われません。

 

(2)SDHC …… 4~32GB

画質の良い一眼レフやミラーレスカメラに使うなら、16GB以上がおすすめです。

 

(3)SDXC …… 64GB~

比較的新しい規格のため、持っているデジカメが対応しているかどうか、取扱説明書で確認しましょう。

 

2. 欲しいSDカードが自分のカメラで使用できるか確認する

デジカメのメーカー・機種・発売時期によって、64GB以上のSDXCカードが使えないことがあります。

購入を考えているSDカードが、自分のカメラで使えるかどうか、取扱説明書で確認してください。

特に、2010年より前に発売されたカメラの中には、64GB以上のSDXCカードに対応していないものがあります。

 

3. SDカードの書き込み速度(転送速度)の規格

(1)スピードクラス(Class)の数値
メモリーカードのスピードクラス(Class)

現在の主流は、「スピードクラス10」です。

SDカードのラベルに、アルファベットC文字の中に10という数字が書かれていたら、スピードクラス10を表します。

高速連写を常に使うということでなければ、スピードクラス6~10で十分に利用できます。

 

(2)ウルトラハイスピードクラス(UHC)の数値
メモリーカードのウルトラハイスピードクラス(UHC)の説明

スピードクラスよりも、さらに書き込みスピードが速いことを表しています。

スピードクラス10表示と併記され、アルファベットU文字の中に、1か3の数字が書かれています。

この数字が大きいほど、高速連写でたくさんの枚数を記録できたり、スムーズな動画撮影ができることを表しています。

 

4. SDカードを値段だけで選ばない

SDカードの価格は、容量と書き込みスピードの違いで決まっています。

安ければいい・高ければいいという単純なものではなく、

「撮影スタイル(撮影主体が写真なのか動画なのか)」

によって変わります。

 

5. SDカードは消耗品である

デジカメを使っていれば、

 ・撮影する

 ・撮影した画像を見る

 ・パソコンにデータ移動する

こうした作業を、日常的に行います。

そのたびに、SDカードの内部では、何度も繰り返しデータが読み書きされます。

読み書き回数が増えれば増えるほど、SDカードは劣化していきます。

SDカードは、「いつかは壊れるもの」「ある日突然壊れるもの」という意識を常に持っておきましょう。

 

写真撮影が主体なら(動画はあまり撮らない)

SDカードの容量が大きければ大きいほど、写真をたくさん撮って、保存しておくことができます。

そのため、「容量は大きい方が、たくさん画像が保存できるから良い」と考えがちですが、ここには落とし穴があります。

結論としては、「SDカードはあまり大きくない容量を2枚以上用意して使うこと」をおすすめしています。

 

SDカードは消耗品のため、いつ壊れるか分かりません。

新しいから絶対に壊れないという保証もなく、SDカードが壊れてしまうと、写真データも取り出せなくなることが多いです。

こうしたリスクを避けるためにも、SDカードは16~32GBくらいのものを複数枚持ち、ローテーションで使うことが大事になります。

 

2泊の旅行なら、1日目と2日目でSDカードを入れ替えれば、もし1枚のカードが破損しても、旅行の思い出が全部なくなるという悲劇を、避けることができます。

その際、SDカードケースを用意し、「使用したSDカードは裏返しに収納する」など工夫すると、便利に使えます。

また大事な写真データは、SDカードの容量に関わらず、こまめにパソコンなどに移動しましょう。

 

SDカードに保存できる静止画の撮影枚数は、カメラ本体で設定する「撮影画質」によって変わるので、以下の記事を参考にどうぞ。

一眼レフの画質と記録サイズ。おすすめの設定を教えます!
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カメラのライブビュー画面内には、現在の撮影画質での「撮影できる残り枚数」が表示されます。

SDカードを購入したら、自分のカメラでの撮影可能枚数を確認しておくと、次回SDカードを購入する時の参考になります。

 

動画撮影・高速連写をよくするなら

一眼レフで動画撮影を行うなら、容量は64GB以上・書き込みはウルトラハイスピードクラスのSDカードをおすすめします。

動画撮影中は、こまめなSDカード交換ができません。

また、動画データがSDカードに書き込まれるスピードも速い方がいいので、ウルトラハイスピードクラスのSDカードにしましょう。

 

同様に、高速連写撮影(静止画)を多用する場合も、ウルトラハイスピードクラスのSDカードを選びます。

SDカードのラベルに「○○MB/s」表記がある場合、○○の数値が大きいほど(40以上)、高速連写した時のデータ保存時間が速い=連写枚数がたくさん撮れるので、参考にしてください。

 

SDカードに保存できる動画撮影時間は、カメラ本体で設定する「動画撮影画質」によって変わります

カメラのライブビュー画面内には、現在の動画撮影画質での「撮影できる残り時間」が表示されます。

SDカードを購入したら、自分のカメラでの撮影可能時間を確認しておくと、次回SDカードを購入する時の参考になります。

 

メーカーの違うカメラに、1つのSDカードを使いまわしても大丈夫?

1つのSDカードを、別メーカーのカメラで使うことは可能です。

使いまわす場合、まず、SDカードに入っている撮影データをパソコンなどに移動します。

次に、使うカメラ本体でSDカードを「初期化(フォーマット)」してください。

※初期化すると、SDカード内のデータはすべて消えるので注意

 

例>オリンパスのカメラで使っていたSDカードを、キヤノンのカメラで使いたい

1. オリンパスのカメラに挿入していたSDカードの撮影データを、パソコンなどに移動する

2. SDカードをキヤノンのカメラに挿入し、カメラ本体のメニューから、SDカードの初期化(フォーマット)をする

 

いちいち初期化をしなくても、SDカードはそのまま使えることも多いです。

それでもひと手間かけて、使うカメラに常に適した状態にしておくことが、トラブルを未然に防ぐ手段となりますよ。

 

一眼レフのメモリーカードの選び方まとめ

発売されるSDカードの容量はどんどん増え、1枚のカードに何千枚単位で、写真データを保存できるようになりました。

その分、SDカードが破損した場合に、撮りためた写真がすべて消えてしまうというリスクも大きくなっています。

大容量のメモリーカードはとても便利ですが、自分の使い方に応じて、上手に使い分けてくださいね。

SDカードを使いこなして、たくさんの写真を撮りに行きましょう。

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ひらり
40代の子育て主婦/幅広い趣味や経験を生かした実体験を元に、自分にしか書けない記事や、生活に役立つ情報をまとめています/ほっこりできる情報を発信中!

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