冬のお風呂場や脱衣所って、とても冷えますよね。
だからといって、浴室の窓を二重窓にしたり、壁や床を断熱素材に変えるなど、大がかりな工事をするのは大変です。
冬のお風呂の寒さ対策として、なるべく手軽にできる、浴室・窓・床タイル・脱衣所を暖める方法やグッズをまとめました。
冬のお風呂で寒さ対策をする
浴室内の寒さ対策5つと、湯船のお湯を冷まさない方法をまとめました。
浴室内の寒さ対策5つ
1. 浴室暖房をする
お風呂場に浴室暖房がついているなら、これを活用するのが手っ取り早いです。
湿度が高いと、人は体感的に暖かく感じます。
風呂に入る20分前から風呂のふたを開け、湯気が浴室に広がるようにしてから、浴室暖房をつけるとよいでしょう。
2. 暖房器具を脱衣所に置き、浴室に向けて置く
持ち運びのできる小さめの暖房器具を脱衣所に置き、お風呂場のドアを開けて、浴室に暖房の暖気が入るようにします。
上で紹介した浴室暖房と同じ効果がありますが、電化製品は湿気があると危険なので、風呂のふたは開けないようにしましょう。
3. 換気扇を止める
(マンションなら24時間換気を一時的に停止する)
換気扇や24時間換気を止めるのも、かなり効果が大きいです。
ほんのわずかな空気の流れでも、濡れた体には、かなりの寒さを感じます。
※最新の戸建て・マンションでは、24時間換気を止められないことも
24時間換気を停止できるならした方が、暖かくお風呂に入れますよ。
わが家は24時間換気を止められるので、冬場のお風呂タイムは止めて入ります。
24時間換気を止める場合の注意点
最後の人がお風呂から出たら、24時間換気は必ずオンにしておきましょう。
24時間換気をオフのままにすると、風呂だけでなく、家中の湿気の逃げ道がなくなり、リビングなどの窓が結露する原因となります。
4. 浴槽のお湯をためるのを、シャワーで行う
シャワーの温度を高め(47度前後)にして、シャワーのお湯が浴槽に入るようにしてためます。
シャワーの湯気で、浴室全体が暖まりますよ。
ただし、自動給湯ではないので、時間を計りながら、手動で止めるのを忘れないように。
小さめの浴室に、特におすすめの方法です。
5. 風呂に入る30分前から、風呂のふたを開けておく
窓がない小さい浴室なら、お風呂に入る30分前から、風呂のふたを開けておきましょう。
窓があったり、広めの浴室だと効果があまりありません。
湯気を浴室に充満させると、カビが生えてしまう?
湯気が充満するのは、入浴中は気にしなくて大丈夫。
お風呂を最後に入った人が、浴室から出るときに、
・冷水を壁や床にさっとかける
・窓を開けて換気をよくする
といった対策をしてください。
マンションなどで浴室に窓がない場合、壁を乾いたタオルで拭くと、カビが生えにくくなります。
湯船のお湯を冷まさない方法
・湯船の風呂ふただけでなく、アルミシートをお湯に直接載せる
湯船にする風呂ふただけでは、寒い冬には湯温がどんどん下がってしまいます。
お風呂を沸かし直すのはガス代がかかるので、なるべく家族全員が続けて入ることが一番。
でも実際には、難しいですよね。
その場合、アルミシートを直接お湯に乗せることで、湯温が下がりにくくなります。
わが家でも実際に使っていますが、お風呂のふただけより、長時間湯温を保ってくれますよ。
ネット通販でお風呂専用品を買えますが、100円ショップには、片面だけアルミが貼られたシートが売っています。
ハサミで浴槽の大きさに切って、アルミ面をお湯側につけて使えばOK!
100均のアルミシートなら、汚れても惜しみなく捨てられ買い直しも楽なので、個人的にはおすすめです♪
脱衣所の寒さ対策
・脱衣所に、小さな暖房器具を置いておく
わざわざ脱衣所用に購入しなくても、部屋で使っている小さめのファンヒーターや遠赤外線暖房器具を、お風呂に入る10分前に脱衣所に移動させて使うのもいいですね。
人感センサーつきのセラミックファンヒーターなら、人が近づくと自動で温風が出るので、お風呂上がりに濡れた手でスイッチを触らなくていいのが便利。
ただし、電気製品には水がかからないよう、くれぐれも注意してください。
風呂場の窓の寒さ対策に効果的なもの
・窓にプチプチを貼る
お風呂場にいると、窓から伝わってくる冷気や、ちょっとした隙間風でも体感温度が下がります。
冬場は窓にプチプチ(エアクッション)を貼ると、冷気を防止してくれますよ。
浴室内だけでも十分効果はありますが、窓の外側にも貼ると、さらに冷気の遮断効果が高くなります。
風呂のタイルや床の寒さ対策
・お風呂用マットを敷く
風呂の床タイルが冷たい場合、風呂用マットを敷くのがおすすめ。
洗い場ですべりにくくなるので、小さい子供やお年寄りにも安心です。
冬のお風呂の寒さ対策まとめ
冬のお風呂が寒いと、入るまでがおっくうになってしまいがち。
だけど冬だからこそ、しっかりとお風呂で体を温めたいもの。
入浴後にいい睡眠をとるためにも、できるだけゆったりと快適に過ごしたいですね。
浴室や脱衣所と、暖かい部屋との気温差をなるべくなくして、楽しいお風呂タイムを過ごしましょう。