お歳暮の季節がやってきます。
最近はお歳暮自体、一切贈らないというケースも増えてきていますが、贈る場合、
・誰に贈ったらいいのか
・いつまでに贈ればいいのか
・どんなものをいくらくらいで贈れば、相手に失礼にあたらないのか
など、いろいろと悩んでしまいますよね。
地域柄や相手との普段のお付き合いの深さによって、お歳暮の贈り方は多少変わってきますが、基本的な部分は共通しています。
お歳暮を贈るときに、知っておきたいマナーや注意点をまとめました。
お歳暮は誰に贈るもの?両親にも必要か
お歳暮の基本的な考え方
お世話になった人に季節のあいさつを兼ねて、気持ちと共に品物を贈る
気持ちの問題なので、誰にお歳暮を贈るかは、自由に決めて大丈夫です。
逆にいえば、絶対に贈らなければいけないわけでもありません。
家族(夫)とよく相談したうえで、誰に贈るかを決めましょう。
実の両親・夫の両親
お歳暮を贈る相手として、一番多いのが「両親」です。
実の両親なら、直接「お歳暮を贈ってもいいか」聞いておくことをおすすめします。
自分の子供からのお歳暮を必要としない両親も多く、また子供のことを気遣って遠慮してくれることも。
気持ちの問題なので、自分が贈りたければ贈っても大丈夫ですが、両親の意見も尊重しましょう。
夫の両親へ贈る場合、まずは夫の意見を聞きます。
夫では分からないなら、夫から両親に聞いてもらってください。
「結婚した子供から、お歳暮を贈ってくることが当たり前」の地域もまだあります。
自分たちの判断だけでお歳暮を贈るのをやめて、「非常識だ」と言われることのないよう、夫の両親の考えも聞いておきましょう。
夫の会社の上司
両親の次に多いのが、「夫の会社の上司」です。
ただし最近は、会社内でお歳暮・お中元を含めた贈答を禁止しているところも多いので、確認しておきます。
会社で特に決まりがないなら、周り(同僚)はどうしているのか夫にリサーチしてもらい、足並みを揃えるのが無難。
上司にお歳暮を贈る人が多い場合は贈る、あまりいないなら贈らなくてもいいでしょう。
お世話になっている方
医者・子供の習い事の先生・結婚して世帯を持っている友人など、「普段からよくお世話になっている人」になります。
ただし、大きな病院の医者だと、受け取ってもらえないこともあり(院内に張り紙などで周知されている)
また、子供の習い事の先生は、周りの保護者と足並みをそろえるのが無難でしょう。
結婚している友人については、自分と同年代のことが多いため、こちらが先に贈ると気を遣われてしまったり、お返しが面倒だと思われる可能性もあります。
友人とはいえ、相手との関係をよく見極めることが必要です。
お歳暮に限らず、贈り物は一度やりとりが始まると、やめどきが難しくなります。
贈るときには、夫とよく相談してくださいね。
お歳暮を贈る時期はいつからいつまで?喪中の方はどうする?
お歳暮を贈る時期
・全国的(関西のぞく):12月初旬~31日まで
・関西:12月13日~31日まで
※地域によって多少の差あり
おおまかな時期の決まりはありますが、デパートのお歳暮コーナーが開設される11月末頃から贈り始めても、失礼にはなりません。
12月31日まではお歳暮として贈れますが、年末の忙しい時期を避けるため、12月20日くらいまでに届くようにするといいですね。
贈り先が喪中の場合でも、お歳暮は贈って大丈夫です。
お歳暮は、「普段お世話になっている方への、感謝の気持ちを品物に託したもの」なので、お祝いやめでたいことにちなんだものではありません。
相手への近況伺いの手紙などを同封(または先に送付)すると、より丁寧ですね。
お歳暮に贈る品物の金額の目安
自分達夫婦の年齢や、贈る相手との関係によって変わってきます。
実家やお世話になっている上司なら、5,000円前後が相場です。
ただし、夫婦が結婚したばかりで20代前半など、贈る相手からみて自分の立場が下の場合は、3,000円程度からでも失礼にはなりません。
人気がある贈り物
・有名デパートの商品券(全国百貨店共通商品券)、各種ギフト券
・ビール類
・食品
・日用品
商品券では味気ないと感じるなら、食べたり使ったりするとなくなるものがおすすめです。
食品は、地域の特産品など有名なものか、スタバのコーヒーセットなど、全国的に有名なものが無難。
日用品だと、洗剤など香りにこだわりがある相手の場合、もらっても使えないこともあるので注意しましょう。
「感謝の気持ちを贈る」という視点で考え、相手が喜んでくれそうなものを想像しながら、贈り物を選びたいですね。
お歳暮についてまとめ
「お歳暮」というと、どうしてもマナーや常識が気になってしまい、難しく考えてしまいがち。
でも、「普段からお世話になっている人に、ぜひ感謝の気持ちを伝えたい!」という視点でお歳暮をとらえれば、少し違った見方ができますね。
どうせ贈るなら、相手にも喜んでもらいたいもの。
お歳暮を贈ることを、ぜひ楽しんでみてくださいね。
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