近年はSNSでのやり取りが増え、年賀はがきを書かない人も増えてきました。
それでも元日に年賀状が届き、めったに会えない親せきや友人の元気な様子を知るとホッとしますね。
もらうと嬉しい年賀状ですが、何年も大事にとっておくと、いつの間にか収納スペースを圧迫するような数になってしまいます。
思い出が詰まった大切な年賀状ですが、処分を検討することをおすすめします。
年賀状の処分方法やタイミング、年賀状を捨てるか捨てないか迷う気持ちとの折り合いのつけ方などを、体験談も交えて紹介します。
もらった年賀状を処分する方法を知りたい
おすすめの年賀状処分方法
シュレッダーにかけて裁断する
気に入っている年賀状があるなら
・気に入っている年賀状は、手元に持っておく
・気に入っている年賀状は、スキャナー または カメラ撮影して、データとしてとっておく
年賀状はがきは紙類なので、市の古紙回収に出すことで、リサイクルしてもらえることがあります(自治体による)
リサイクルができなくても、燃えるごみとして処分することが可能です。
しかし年賀状には、自分の住所はもちろん、差出人の住所や近況、場合によっては写真つきの場合もあるでしょう。
個人情報の保護を考えると、シュレッダーにかけて元の状態を分からなくしてから、燃えるごみとして処分するのが一番おすすめです。
シュレッダーは手動と電動があり、わが家には両方ありますが、やはり電動シュレッダーがとても便利です。
特にハガキは厚みがあるので、手動だと、とても手が疲れます。
シュレッダーは「マイクロカット」が、おすすめ。
安いシュレッダーだと、細断寸法(シュレッダーをかけて出てくる紙の大きさ)が大きいことがあり、小さい文字の電話番号などが細断されず、読み取れてしまうことがあります。
購入する際には、細断寸法が「クロスタイプ・2ミリ幅」がよいでしょう。
年賀状を捨てるタイミングが知りたい
年賀状を捨てるタイミングは人それぞれ
・読んだらすぐに捨てる
・返事を書いたら捨てる
・1年分とっておく
一番新しい年のものだけとっておく
・2年分とっておく
昨年分と、一番新しい年のものだけとっておく
喪中の場合に、自分に年賀状が来ない or 相手から年賀状がこないことを想定している
・3年以上とっておく
年賀状をとっておく間に、やり取りのなくなったものから処分する
読んだらすぐに捨てる・返事を書いたら捨てる場合、相手の住所や年賀状の送付管理をPC(エクセルやはがき作成ソフトなど)ですれば、年賀状が手元になくても困りません。
年賀状を捨てるか捨てないかは、気持ちの問題
年賀状をとっておくかどうかは人それぞれ。
自分の気持ちを大切にしましょう。
人物写真をシュレッダーにかけづらい場合
人物写真を、シュレッダーにかけるのは心が痛みます。
でも、写真ハガキはあなたに一度見てもらい、近況報告が完了した時点ですでに役割を終えています。
「元気な姿が見れてよかった、送ってくれてありがとう」という気持ちがあれば、処分しても問題ありません。
またどうしても気になるけど、年賀状は処分したいということなら、スキャナーやカメラで画像としてPCに取り込み、データ化して保存しましょう。
その後、年賀状を処分すればいいですね。
特に理由はないけど、どうしても捨てられない場合
「人からもらったものを、捨てるのは無理!」ということであれば、無理に捨てることはありません。
断捨離や、モノを持たない暮らし方が流行っていますが、自分の気持ちに逆らってまで「なんでも捨てるぞ」と意気込んでしまうと、毎日の生活が楽しくなくなってしまいます。
スペースがあるなら、気が済むまでとっておけばいいんです。
いつか考え方が変わることが、あるかもしれません。
その時まで大事に保管しておきましょう。
私は年賀状を早めに処分するタイプでしたが(今は年賀状自体をやめました)、夫や子供はずっととっておくので、はがきホルダーを愛用しています。
自分以外の家族の年賀状には手を出さないことが大事
自分宛ての年賀状はどう処分してもいいのですが、くれぐれも家族の分まで、勝手に処分しないようにしましょう。
夫婦連名できている年賀状は、夫婦でよく相談してから、処分を検討してくださいね。
家族とはいえ、モノに対する価値観はそれぞれ違います。
自分のやり方を強要しないよう、心がけてください。
年賀状の処分についてまとめ
年賀状は捨てるまでは色々考えてしまいますが、捨てて目の前から消えてしまうと、後悔することって、あまりないな~と感じます。
私の考え方になりますが、モノにはそれぞれの役割があります。
そういった視点でみてみると、年賀状とは
相手と自分、互いの手元に届いて「元気にしているんだな」と分かった時点で、役割を終える
こんな風に私はとらえています。
そうするともう「年賀状ハガキ」そのものは、私にとって必要なくなります。
年賀状を受け取って、読んだ瞬間に心で感じることがすべてで、住所や名前は単なる情報としてPCで管理していました。
こう考えるようにしてから、年賀状をはじめとした手紙やハガキに執着することがなくなり、楽になりました。
実際のところ、年賀状を処分して困ったこともありません。
現在は、年賀状のやりとり自体をやめてしまったのですが、この記事が年賀状の処分について、迷っている人の参考になれば幸いです。